大阪市城東区|本町|森ノ宮|大阪メトロ中央線沿線や深江橋駅から交通便利な心療内科 リオムメンタルクリニック

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心療内科・精神科・一般内科
宮木医院リオムメンタルクリニック
〒536-0022
大阪府大阪市城東区永田4-8-10
TEL:06-6180-4111

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近隣おすすめスポットのご案内

 大阪メトロ中央線 深江橋駅1番出口から徒歩3分の宮木医院リオムメンタルクリニックは、大阪市城東区、本町、森ノ宮などの大阪メトロ中央線沿線やJR放出駅に近く、「社会的処方」や「ネガティブ・ケイパビリティ」をキーワードとして、発達障害や依存症に対する認知行動療法を基盤とした医師・公認心理士による集団療法(各種健康保険が使えます)に力を入れながら、小児精神神経学会の会員として児童思春期の診察も行っています。

 水の都と呼ばれる大阪は「江戸の八百八町」「京都の八百八寺」と並んで、「浪華の八百八橋」とかつて呼ばれたほど橋の付く地名が多く、最寄り駅の深江橋、お隣の緑橋のほか、京橋、心斎橋、日本橋、天満橋、淀屋橋など枚挙にいとまがありません。江戸の橋は大半が「公儀橋」と呼ばれる幕府が架けた橋でしたが、大阪では大部分が町人たち自身が生活や商売のために自分たちで架けた「町橋」で、お上に頼らない大阪商人の勢いを感じさせるエピソードですね。

 さて当院の近くのおすすめスポットですが、この深江橋駅の公式スタンプ(大阪メトロが地下鉄全駅に作っているもの)にも図柄が採用されている「永田公園」という公園が、当院から北に1分もかからない至近距離にあります。

 私が子供のころから存在感を発揮していた超大型の滑り台が地下鉄スタンプの図柄になっていますが、それくらい地域の人たちから親しまれている公園で、今もこの滑り台で子供たちが元気に遊んでいたり、小さなお子さんを連れたお母さんたちが談笑していたり、犬を連れた飼い主が散歩していたり、ベンチでぼーっと過ごす人がいたりと、大阪市内とは思えない「ゆったりした時間」が流れている場所です。大きな滑り台だけでなく、普通の滑り台やブランコ、ジャングルジム、鉄棒、砂場などの遊具とたくさんのベンチが設置されていて、特に藤の花が開花する4月中旬~5月中旬ごろは藤棚の下にある石のベンチ(複数あり)に座ると心地よいかと思います。

 警察官の宿直施設やパトカー車庫も備えた24時間体制の交番が隣接しており、公園周囲の塀が低く見通しの良い公園で明かりも十分設置されているため、夜の散歩も安心してできる点もおすすめです。

 もう一つ、当院の近くには柔道の創始者で私の通っていた中高の初代校長でもあった嘉納治五郎先生(神戸市にある灘五郷の御影郷出身)が創設した講道館の大阪国際柔道センターがあります。

 私もかつては中学の必修科目として柔道をやっていましたが、中高生や大学生、成人を対象とした柔道教室だけでなく、こちらでは小学一年生から柔道を教えており、女性の入門者も複数いるそうです。保険料を含む月謝が5000円と良心的だと思いますし、由緒正しい道場ですので、遠方から練習に来ている方もいらっしゃいますし、コロナ禍でも感染症対策に注意を払って稽古を継続しているそうなので(1日練習という制度もあるそうです)、ご興味がある方は覗いてみてはいかがでしょうか。

(余談ですが、柔道は相手の動きや体重移動を利用し、自分の持つ力を有効に働かせることに特徴がありますが、嘉納先生は柔術の「柔よく剛を制す」の柔の理から「心身の力を最も有効に使用する」原理へと発展させ(「精力善用」)、これを社会生活でも欠くことのできない重要な原理(心身の力を最も有効に働かせる精力の最善活用)と考えておられました。また人間と社会の進歩と発展に貢献すること、すなわち「自他共栄」をその修行目的としなければならないとも教えておられ、この加納先生による「精力善用 自他共栄」という言葉は、今も私のモットーの一つとなっています。)

最後に大阪市城東区の「名所・旧跡」というページで紹介されていて、宮木家の菩提寺でもある蓮乗寺をご紹介したいと思います。

このお寺の墓地には日露戦争で亡くなった高祖伯父(高祖父の兄)の碑もあり、小さな頃から先祖代々のお墓参りと共によくお参りしてきました。史料によると15世紀(応仁二年すなわち1468年ということは、応仁の乱の最中)に、浄土真宗の中興の祖といわれる蓮如上人が永田村の宮木久兵衛方で説法をされた時、上人の話が始まると池のカエルが一斉に鳴き止んだという伝説があり、後にその土地が寄進されて蓮乗寺が出来たという寺の縁起が今も扁額(6行目にご先祖の宮木久兵衛の記載あり)として蓮常寺の門に掲げられています。上述のカエルが鳴くのをやめたという不鳴池(なかずのいけ)も墓地内に現存しています。

 これはセレンディピティというか偶然なのですが、何気なく撮影した蓮常寺の下記写真の掲示板に、仏教詩人榎本栄一の言葉

「どうにもならぬままが 私のこんにちあるく 道でございました」

が記載されていて、当院の診療方針のページでも紹介した英国の詩人キーツの言葉「ネガティブ・ケイパビリティ」と同じことを言っているように感じました。

 ともすると私たちは、自分の思い通りになることが「幸せ」で、どうにもならないことが「不幸」であると考えがちですが、これは自分が作り出した価値観や善悪の基準によって自分自身が振り回されているともいえます。自分の思いや努力ではどうにもならないことが満ちあふれている人生を私たちが生きているという事実を仏様は教えてくださっていて、そうした「どうにもならぬまま」ことを自覚し受け入れて生きていく中にこそ、それぞれの人に用意された人生の道に気付くことができるのではないかという意味のようです。

 キーツのネガティブケイパビリティの考え方も、人生や社会にはどうにもならないことがたくさんある中で、結論を棚上げする創造的な能力を発揮してどうにも決められない曖昧な状況を受け入れ、なんとか踏ん張り続けることが新しい可能性に心を開き続けることになるという人生の真理を示していて、「どうにもならぬまま」を受け入れて人生という道を歩んでいくことの大切さ・尊さを示唆しているように感じます。自分自身がどうにもならないことを受け入れて踏ん張り続けることは、決して後ろ向きなことではないと勇気づけられますし、同じような状態の患者さんにすぐ問題を解決できなくとも寄り添い続ける根拠を与えてくれる気がして、時代も国も異なる二人の詩人の言葉との出会いは不思議なご縁だと思いました。

 余談が長くなりましたが、観光スポットではないものの深江橋には印象深い場所が複数ありますので、その一部を紹介させてもらいました。

 当院に来院されることがありましたら、帰り道にでも一度、永田公園や講道館に是非立ち寄ってみてください。

 深江橋駅の交差点は、某大手コンビニが3件もドミナント出店していて目立ちますが、他にもセルフサービスで揚げたてのとんかつが食べられる「松のや 深江橋店」(液晶パネルで注文しキャッシュレス決済、ごはんお替り自由で、人と会話すると気づかれしてしまう状態の方にもおすすめ)や、お手頃価格でボリュームのある焼き肉が楽しめる「焼肉五苑 深江橋店」、同じくお手頃価格でお腹一杯になるイタリア料理店「アルベロ」や講道館(上述)の角にあるうどん屋「のらや深江橋店」(かけうどん380円、きつねうどんやカレーうどん500円)など食事処もたくさんありますので、食事時の来院時にお腹が空いたときには立ち寄ってみてください。

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アクセス

  • 電車
    大阪メトロ中央線
    深江橋駅1番出口から徒歩3分
    JRおおさか東線・学研都市線
    放出駅から徒歩15分強
  • バス
    大阪シティバス
    地下鉄深江橋(西)停留所から徒歩4分
    地下鉄深江橋(北)停留所から徒歩5分

医院名
宮木医院リオムメンタルクリニック
院長
宮木 幸一
住所
〒536-0022
大阪府大阪市城東区永田4-8-10

診療科目
心療内科・精神科・一般内科
電話番号
TEL:06-6180-4111